大和電器は、家庭用・工事用配線器具からデータセンター向けコンセントバー、感震ブレーカー『震太郎』、HEMS関連製品等を開発・製造しています。

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第三話 大和電器のPDU 高い信頼性の理由

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いつも大変お世話になっております。
大和電器株式会社の飯島です。

このメールは以前に名刺交換をさせて頂いた方と、お問合せを頂いた方を対象にお送りしています。
3回目のメルマガ配信になります。
第3話は品質に重きを置いた設計についてご紹介します。
「繋がって当たり前」の配線器具ですが、安心してご使用いただける設計の工夫があります。
お時間のある時に是非ご覧ください。



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        第三話 大和電器のPDU 高い信頼性の理由
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みなさん、こんにちは。
4月から大和電器の営業部に入社したヤマトゲンキです。
僕は新卒なので、IT業界もデータセンター業界も初めてで、ただいまOJTの真最中です。
お客様や先輩社員から教えてもらう“目から鱗”なお話を教材として日々勉強しています!
そんな中から特に印象に残っているお話を数回に分けてご紹介しますね。

B先輩 「ヤマト君、打合せも終わったことだし、せっかく工場に来たのだから、
     生産ラインを見ていこうか。」
ヤマト 「はい!先日教えて頂いた生産現場での品質管理体制を実際に見てみたいです!」
B先輩 「百聞は一見にしかずだからね。さて、生産ラインに着いたよ。」
ヤマト (心の声:やっぱり今日も以前と同じ作業員が組み立てを行っているな。
     それに検査工程は、電気検査や外観検査が手際よく行われている…)
ヤマト 「先輩がおっしゃっていたとおりで品質は心配ありませんね!」

ヤマト君の背後に忍び寄る人影…
「ヤマト君、生産ラインを確認しただけで、安心するのはまだ早くないか?」

ヤマト 「えっ?(この人は…?)」
B先輩 「あっ、G課長!
     ヤマト君、この方は技術部のG課長だよ。」
G課長 「ヤマト君はこの生産ラインを見て安心しているようだが、
     お客様に信頼頂けているのは、この厳しい品質管理体制はもちろん、
     安全面にこだわり抜いた設計があるからなんだぞ。」
ヤマト 「そうなんですか?それでは具体的に安全な設計とはどのようなものなんですか?」
G課長 「配線器具でまず起こってはいけないこと、それは接続不良だ。
     そして接続不良が起こり得る場所は、配線と配線の接続部。
     大和電器のPDUは、接続箇所を極力少なくし、
     そして確実な接続となるように設計されているんだ。」
ヤマト 「うーん、どうすればそんなことが可能になるんですか?」
G課長 「まず接続箇所を少なくする為に、”バスバー構造”を採用しているんだ。」
ヤマト 「バスバー構造?」
G課長 「バスバーとは一枚の金属を加工した配線の事を言うのだが、
     大和電器のPDUの内部の配線は、プレス加工した1枚の銅板で繋がった状態で出来ている。
     (※メール下部の画像をご参照ください)
     つまり、PDUの差込口の内部の配線で、接続不良が起こることは考えられないということだ。
     市場に出ているPDUには、差込口を一つずつ電線とハンダで接続している製品も少なくない。
     だが接続箇所が多くなると、生産工程で接続不良が発生してしまうリスクが高くなるんだ。」
ヤマト 「大和のPDUの内部配線は一枚の銅板で繋がっている…
     新人の僕でも接続不良が起こらないことが理解できます。
     でも接続部は必ずありますよね?そこは大丈夫なのですか?」
G課長 「もちろん大丈夫だ。リベットという塑性変形(カシメ)を利用した接続方法を採用している。
     リベットでの接続は十分な締結強度があり、接続部の信頼性が非常に高い。
     また作業開始前と終了後にカシメ部の寸法管理をしており、
     接続品質の管理も徹底されている。」
ヤマト 「なるほど。バスバー構造とリベットによるカシメの接続が、
     配線の接続不良が起こらない安全な設計だったのですね。」
G課長 「うむ。そのとおりだ。
     安全面にこだわり抜いた設計と厳しい品質管理。
     この2つで大和電器のPDUの品質の高さが実現できているんだ。
     ここだけの話だが、今まで大和が出荷してきたPDUから
     電気的なトラブルというのは起こっていないんだ。
     高い品質を求める多くのお客様に採用されてきた理由は、
     この大和電器の品質へのこだわりがあったからではないかと私は考えているよ。」
ヤマト 「そうだったのですね!PDUの構造を知り、品質への理解がさらに深まりました!
     電気トラブルが起こっていないというのは、品質にこだわり抜いた結果なんですね!
     70年以上蓄積されたノウハウは色々なところに活かされているんだなぁ。」
 
PDUの安全設計を知り、品質への理解を深めたヤマト。
日々の業務の中で、配線器具の世界の奥深さを感じ始めているのであった。
                                 《つづく》





◇今回ご紹介する製品

品番…R6206
仕様…125V 15A 12口 スリムタイプ
特長…スライドレールタイプと比べて幅が9.4mm細い人気のスリムタイプ。
   その中でも15A 12口仕様のR6206は、幅広くご使用頂いている人気製品です。 
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